【レポート】永田町GRID あらゆるシェアが集まるコミュニティ

永田町GRIDはフリーランスはもちろん、スタートアップから大企業、政治家まで多種多様な参加者により形成されているコミュニティスペースです。オフィスや会議室、カフェや屋上など建物の全てがシェアできるようになっていて、使い方は自由。そこに集まる人たちが皆、シェアや交流を理解し求めている人だからこそ、形成される最先端の場所になっています。

一般的なシェアオフィスとしての機能は3、4階に搭載されており、1階にはイベントスペースにもなるエントランスとカフェ、5階にはワークスペース、6階にはイベントスペースや入居者同士で自由に時間を過ごせるラウンジ、屋上でもイベントが開かれるなど非常に活気ある空間。また、2階にはGRIDを運営する株式会社ガイアックスのオフィスがあります。

 

あらゆるシェアが集まるコミュニティ

永田町と言えばなんだか固いイメージ。国会や関係省庁が集中して集まっていて、特別な用事が無い限り降りることが無い駅ではないでしょうか。乗り換えではよく使うかも。

そんな永田町に2017年2月末にできたのが、永田町GRID。株式会社ガイアックスが運営するシェアスペースで「日本で一番シェアを体験できるビル」として運営されています。今回はこのGRIDというスペース丸ごとご紹介です。

 

東京メトロ永田町駅4番出口からスタート。取材当日はあいにくの雨にも関わらず、永田町というだけあって人の流れはかなり多そう。

 

出口を出たら回れ右して、最初の交差点を左に曲がります。

 

そうすると奥の方になにやら明るいビルが見えてくるはず。

 

あっという間に到着です。駅出口徒歩約2分とかなり駅チカな永田町GRID。壁面の多くがガラスに覆われた特徴あるデザインのビルなので、道に迷うことはなさそう。先進的なデザインで、永田町GRIDが目指す世界が見えてくるかも。

 

永田町GRIDには、運営元のガイアックスはもちろん,シェアリングエコノミー協会事務局や、中目黒・表参道・福井にも展開しているMIDORI.so、他にもシェアリング系サービスを提供する企業も複数入居しています。

シェアサイクルやシェア駐車場、キッズルームも併設。1つのものをみんなでシェアすることで、とても経済的な活動が見込めるのです。

 

早速シェアオフィススペースを覗いていきましょう。

 

照明は暖かく、オフィスの間仕切りはガラスで出来ているのでとても開放感があります。

 

4階にはそれぞれ個室が設けられていて、数人から数十人のスペースが。壁の一面が黒になっておりスタイリッシュな雰囲気がありつつも、決して狭さは感じない絶妙のスペースに区切られています。

 

構造がシンプルなので使い方も自由自在。メンバーで向き合いながら作業を進めるも良し、それぞれが少しスペースを空けつつ程よい距離感で作業を進めるのも良さそうです。

 

もちろんドリンクやコピー機、高速Wi-Fiなど仕事を円滑にすすめる上で必要なものはバッチリ揃っています。

 

こちらは大人数用のスペース。かなりの広さがあり、また窓のあるスペースはその窓の広さからかなりの開放感。
永田町でありながら、緑を目に入れることができるというのは嬉しいポイントですよね

 

白でスッキリと明るい色になっていながら、コンクリ打ちっぱなしの部分もありお洒落ゴコロをくすぐるのでは。

 

ここからは地下一階のフリースペース。カジュアルなイベントやメンバーによるパーティーなどに使われています。

 

barカウンターがあり、夜はお酒も楽しめるとか。

 

BGMも流れていて、ちょっとしたリラックススペースのような雰囲気。しかしながらかなり広いスペースです。

 

軽食や食事を買ってきてメンバーと一緒に楽しんでいる方も。もちろん個人の作業をしている人も居ます。

 

オフィススペースとは違って、少し体勢を崩したりもできるのでアイデアに煮詰まった時などに来ても良さそうです。自然と集まった人でダーツを楽しむなど使い方も様々で、これからも色々なひらめきが生まれる場所になっていくでしょう。

 

続いて1階のカフェ・食事スペースであるtiny peace kitchenへ。

 

2017年の1月にクラウドファンディングを見事成功させ、開店した「都会で忙しく働く人に家庭料理を届けるカフェ」。外食の場合だと、野菜を摂れなかったり、栄養バランスを崩してしまったりすることも多いはず。

そんななかtiny peace kitchenのテーマは台所の延長線上。大皿に用意された料理を、食べたい量だけ自分でよそって、食べたいように食べる。

 

実は、入居者の方にお話を聞いたところ、tiny peace kitchenが永田町GRIDの中で一番お気に入りという声が多かったのです。
入った瞬間に分かる温かみのある空間。お気に入りになるのも頷けます。

 

作業をする人のために天井からコンセントがあり、電源の補給ができます。実際にここで仕事をしている人も多いとのこと。

 

取材日の食事がこちら。

健康的でバランスの取れた食事、と聞くとあまり美味しくないイメージがあるかもしれませんが心配御無用。しっかり美味しく、自分の好きな量を取ることができるので大満足です。

 

コミュニケーターの山口さんにお話を聞きました。

-永田町GRIDのコンセプトについて教えてください。

人と人とが繋がって自由になっていこう、というものですね。ただのビルではなくて新しいアイデアや価値観に触れて、新しい未来に向かっている人たちのためのスペースです。そういった人たちが実際にこのスペースを中心として繋がっていくことを目指しています。

2017年2月にスタートして、最初のうちは交流というコンセプトを打ち出しつつもなかなか難しかったのですが、ランチ会やイベントなどで徐々に繋がりが生まれてきています。

そこから受発注のような形で協力してプロジェクトを進めたり、イベントをやったりといったところまで進んでいる事案もありますね。

 

-コミュニケーターとして嬉しいことや難しいことってなんでしょう?

どうしても人の意見っていうのは十人十色なので、ルールで縛ることなくどれくらいのグラデーションで落とし込んでいくかっていうのは日々悩みつつやっています。逆にそこで生まれた文化がメンバーの人に馴染んでいくのは、とても嬉しいです。例えばBGMとか照明は人によって好みが違って、それぞれに良さがあると思うのですが、階によって照明を入れ替えたり、BGMの音量を変更したり、工夫してみんなで心地よい空間を創っていけるようにしています。

 

-これからのGRIDはどのようになっていきますか?

施設としてはもっともっと交流を生みたいと思っています。ホビー、ライフ、ワークなど入り口はたくさんあると思うのですが、それぞれがまた交わるような状況にしていきたい。そうしたらそれをどんどん外に発信していきたいです。

 

実際に入居している企業の方にお話を聞きました。

株式会社クラウドリアルティ 塗矢さん

-GRIDに入居を決めた理由を教えてください。

元々シェアリングエコノミー協会の繋がりもあって、一番最初に入居するようなことになりました。ロケーションとしても永田町にこういったスタートアップが集まっているような、ものはほとんど無くて、コミュニティができてるところは更に無かったのでGRIDに決めました。

 

-実際に入ってみていかがでしたか?

やっぱりコミュニティですね。ここに入って実際に仕事に繋がるようなこともありましたし、個人的にも幅広いバックグラウンドの方と交流ができるので、そこでかなり影響受けているのかなとは思います。イベントなどで他社の方に来ていただくことも多いのですが、羨ましがられることも多いです。

 

 

株式会社ストリートマート 福島さん

-GRIDに入居を決めた理由を教えてください

GRID入居前、お台場にオフィスを構えていました。海の見える場所で開放感があったのですが、お客様とお会いする場所までが遠くて。お客様先へ訪問する際も不便でしたし、訪問後にオフィスに戻るのには時間がかかってしまうため、直帰になってしまう・・・。

当社は業務に関わる全てのデータを完全にクラウド化していて、時間と場所にとらわれない働き方ができる環境が整っています。でも、なぜオフィスを持つのかを考えると、メンバーがリアルなコミュニケーションをとることも大切にしていて、コミュニケーションが取りやすい場所=都心部に近く、外出の前後に便利に立ち寄れる場所を探していました。

それと、働く上で”モチベーション”は大きい要素だと思うのですが、GRIDのスタイリッシュさやオフィスビル内の色んなスペースで環境を変えながら業務ができることも、惹かれた点です。

-実際に入ってみていかがでしたか?

オフィスで顔を合わせる機会が増えたことで、一緒にランチをとりながら気軽に相談・雑談する機会が増え、よかったなと思っています。

お気に入りの場所は1階のtiny peace kitchen。メンバーと一緒にランチしたり、お昼のピークが過ぎた後一人でPC作業に没頭したり、先日は取材でも使わせてもらったりと活用頻度が高いです。

同じビル内といえど、GRIDは地下から屋上まで、見える景色も雰囲気も様々。オフィススペースから部屋を少し移動すれば気持ちの切り替えができます。オフィスビル内を必要に応じて移動できるところも”働く人”に寄りそうシカケですね。

 

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永田町GRIDは現代の新しい働き方を探りながら、そこに関連のある人たちが皆で進んでいる印象を受けました。1つのビルという価値観ではなく、コミュニティとして新たなアイデアや価値観に触れ、新しいものを創造していく。永田町という立地や機能面はさることながら、そこに居る「人」こそGRIDの最高の魅力的なポイントかもしれません。